品川区豊町の整形外科・外科
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骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症」とは、骨の強度「骨強度」が低下して、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症の漢字「粗」は、きめ細かくないこと、「鬆」はすきまや細かい穴があいた状態を意味します。つまり、骨の内部がヘチマのたわしや軽石のようにスカスカな状態になっていることを表しています。

痛みなどの自覚症状がなく進行していくため、気づかないうちに骨がスカスカになってもろくなり、「少しの段差での転倒」「転んで手をつく」「くしゃみをする」などのわずかな衝撃で骨折してしまいます。

骨粗鬆症といえば高齢者がかかるイメージがあるため、予防も高齢になってからと思われることも少なくないかもしれません。

しかし、骨強度の増加や維持のもととなる骨量は、20歳前後をピークに少しずつ減少していくため、実際は、それまでにどれだけ骨量を増やせるかそれ以降にどれだけ骨量の減少を緩やかにするかが予防のポイントになります。つまり、骨粗鬆症予防のスタートは早ければ早いほど効果的ということになります。

骨粗鬆症は寝たきりの原因?!

骨粗鬆症は骨がもろくなっているため、咳やくしゃみをする、しりもちをつくなどのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。また、太ももの付け根(大腿骨近位部)の骨など、普通では折れないような太い骨も折れやすくなっています。

さらに、高齢者でよくある、背中や腰が曲がってしまう、身長が縮むという症状も、骨粗鬆症が原因であることが考えられます。体の重みに圧迫されることで、もろくなった背骨(椎体)がつぶれて、圧迫骨折を起こしている状態です。

このように、骨折をして歩けない状態が続いたり、背中や腰が曲がって動きづらくなることは、寝たきりの状態につながりやすく、結果的に健康寿命を短くしてしまいます。

厚生労働省の「2013年 国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因で4番目に多い原因が「骨折・転倒(11.8%)」によるものです。

当院までご相談ください。

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